ファイナンシャル・プランニング技能士は、ライフスタイル、家族の収入や支出、資産や保険、年金など現状のデータを分析して、クライアントの人生設計における金銭面の提案を行います。ファイナンシャルプランナーとしての相談業務以外にも、保険会社の営業マンがこの知識を持っていれば、人生設計と収入に合わせた長期的な提案をおこなうことができるなど、金融業界では必須の知識であり、若手社員へ2級レベルの取得を奨励したり、資格取得を昇進の条件としている企業もあります。
また、生活に密着したお金の知識を学習するため、ビジネスとしてだけではなく、自分自身の人生設計のためにも活用できる人気の資格です。
試験は、年3回実施されます。2級技能士の場合、学科試験マークシート式60問と、実技試験記述式(FP協会40問・きんざい5題)で出題され、学科試験、実技試験ともに6割以上を合格基準としています。
<試験実施団体について> FP技能士試験の試験機関は、「日本FP協会」と「金融財政事情研究会」の2つがあります。どちらで受験しても、受験料や試験日、合格して取得できる資格としては同じですが、実技試験の科目や試験傾向は異なります。詳しくは、各試験団体のホームページ等でご確認下さい。